来園されるお客様へのお願い(詳細)
2013年4月30日更新
こちらでは、なぜこのようなお願いをするのか、ということを書いております。
当園でいちご狩りをされたり、また当園のHPをごらんになったかたが、ほかのいちご園さんでも同じように、ルールやマナーを守っていちご狩りしてくださるようになればという願いを込めております。
まず、
①子供たちが自由に走り回れる、食べ方やいちご園でのすごしかたについても、なんの表記も説明もされていないいちご園
と、
②お子さんたちをしっかりと保護者のかたに見ていただき、きれいな食べ方や、イチゴを大切にしていただくことをルールやマナーとしてお願いしているいちご園
どちらを選びますか?
一見すると①のほうが自由にいちご狩りできて、良いように思えるのではないでしょうか。
でも、想像してみてください。
■子供たちが走り回ってぶつかってきたり、大声でさわいでいるなかでのいちご狩り
■食べようとしてとってみたら、イチゴがつぶされていた
■そこらじゅうにイチゴが落ちていて、足で踏んでしまう
■どこをさがしても完熟イチゴなんて見つからない
■イチゴのへたを捨てようとゴミ箱を開けたら、まだ食べられるところがたくさん残っているイチゴの“食いくさし”が山のように入っている
これが①のいちご園の現実です。
じつは当園も、いちご園として開園して数年間、HPでの“来園されるお客様へのお願い”のページや、ハウス内外への張り紙をしてお願いするまでは、こういった状態が続いていました。
それでは、大多数の、ほんとうにいちご狩りを楽しみたいかたたちにイヤな思いをさせてしまうことから、
当園は、みなさんに気持ちよくいちご狩りをしていただける、②のいちご園を目指しています。
当園でお願いしているルールやマナーというのは、食べ物を大切にしてください、いちご園は公園ではなく、いちご狩りを楽しんでいただくためのもので、そこにぶら下がっているイチゴはすべて商品なので、お子さんたちが傷つけたりしないよう、しっかりと見てくださいという、ごくごく当たり前の、一般常識的なお願いだけです。
こういったお願い、なにも書かなくてもふつうに守ってくださるかたが大多数です。
だから①のいちご園も、なにも表示していないだけで、入園されるお客様を信じているというだけなんです。
ですが、それを勘違いされるごくごく一部のかたのすることによって、ひどい被害をうけてしまうケースがあとを絶ちません。
じつは、当園でいちばんこわいのは、『いちご狩りは初めてです』というかたよりむしろ、『ほかのいちご園ではなんどもいちご狩りしているから、説明なんて要らない』というかたです。
(ふだんからイチゴを大切にされているかたや、当園のホームページを読んでからお越しいただくようなかたはちがいます)
そのなかに、『食べ放題』を『やりたい放題』と勘違いしたり、イチゴの先だけかじって捨てたり、いちご園を『公園や託児所』と同じように、お子さんを自由に遊ばせてしまうといった、間違ったいちご狩りの常識をもつかたが多いということ、これも事実です。
それでも、きちんと説明すればわかってくださるかたがほとんどです。
ですが、、、
なんどもお願いしても、やはりお子さんを“野放し”にして、好き放題に走り回らせるという保護者のかたも、100人中1人くらいはいます。
たぶん、これまでいろんないちご園に行ったけど、そんなこと言われたことないということだとは思いますが…
お子さんに『イチゴをつぶしちゃあだめよ!走り回っちゃあだめよ!』と言い聞かせて、あとはお子さんを放っておく、また、上の子に面倒を見させるといったかたもときどきおられますが、
でも考えてみてください。
すでに『保護者のかたは必ずお子さんといっしょにいて、あとをついて歩いてください』というルール・お願いを聞いてくださってないかたです。
そのルールを守らない保護者のかたの言いつけを、そのお子さんが聞くのでしょうか・・・
99%以上の、ほとんどのかたがお子さんをしっかり見てくださっているなかで、それでもイチゴの被害がなくならないのは、そういった1%にも満たない『ルールを守ってくださらない』保護者のかたによるものなんです。
その1%にも満たない『うちの子は良い子だから見なくても大丈夫』というかたが、ほぼ100%といっていいくらい被害を出してしまっているということを知っていただきたいのです。
当然、お子さんのことを見ていないのですから、そのお子さんがどんなことをしているを知る由もないわけで、気づいた時にはとんでもないことになってしまうかもしれません。
そういったかたについては、『イチゴが傷んでしまえば弁償していただかなければならない状況になる、ひどいときは数十万円もの被害を受けたことがある』ということをお伝えせざるをえないことさえあります。
大げさなことに聞こえるかもしれませんが、当園では実際に過去に3回、そのレベルでの被害を受けています。
ハウス内で走り回ってしまうと、たとえ体がイチゴに当たらなかったとしても、その風でイチゴが揺さぶられ、イチゴ同士がこすれて傷だらけになり、その傷にカビなどの菌が繁殖してしまい、その列のイチゴが全滅してしまうということも知っておいてください。
それだけ聞くと、『弁償?そんな厳しいことをいう、やかましいいちご園なのか』と思われるかも。
しかし、ほかのいちご園でもお店でも、公園であっても友達の家でも、どこでもそうですが、商品を傷つけたり、物を壊したりすれば、弁償しなければいけないことは、世の中の常識だと思います。
なにも表示していないいちご園だからといって、そこでイチゴを傷めてしまえば…『弁償してください』となるのが当然です。
だからこそ、当園では、弁償していただかなければならないような状況になってしまわないように、そして、ほかのみなさんも気持ちよく、ゆったりといちご狩りを楽しんでいただくために、最低限のルールやマナーをお願いしております。
当園でいちご狩りされたかたは、『こんなに大きい完熟イチゴがたくさんある』、『通路にイチゴが落ちてない』、『走り回る子供がいないので、落ち着いていちご狩りできる』、すばらしいいちご園だと言ってくださるかたが多いです。
わたしたちもそうなるように努力していますが、それ以上に、来園されるみなさんがイチゴを大切にしてくださっているからこそ、ほかのみなさんも気持ちよくいちご狩りしていただけています。
(通路にときどき落ちているイチゴ、それは、食べようと取ってみたらもともと傷んでいた。ほかのお客さんが踏んでしまわないように、通路の端っこによけてくださっているものばかりで、私たちが床掃除しても、多いときでも10粒もありません。)
すべてのいちご園がそうなれば、みんなが気持ちよくいちご狩りできるようになる、その想いから、当園ではホームページを見られたかたの目にいちばんに飛び込んでくる、トップページの一番上の部分や、いたるところに“お客様へのお願い”へのリンクを貼っています。
それを踏まえて、以下をお読みいただければ、より深くご理解いただけるのではないかと。
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こちらに書いているのは、『来園していただいたみなさんに気持ちよく・おいしいイチゴ狩りを楽しんでいただくため』のお願いです。ハウス内や入口などにも書いて貼り出しておりますが、あらかじめお読みいただいてからお越しください。
また、これらのお願いは、イチゴ狩りをしていただくうえでの最低限のお約束ごとです。
当園だけではなく、こういったことを表示されていない、ほかのいちご園さんでも守ってあげてください。
①ハウス内に大きなバッグ類は持ち込まないでください。 盗んだイチゴをバッグの中にかくして持ち帰る人がいますので、そういった人にバッグを持ち込ませないよう、みなさんにお願いしています。 ②よく熟れたイチゴを選び、きれいに食べてください。 食べ放題を“やりたい放題”と勘違いしてしまう人がいます。当たり前のことではありますが、きれいに食べた上での食べ放題ですので、間違えないでください。 ③お子さん連れのかたは、必ず保護者のかたがずっとついてまわってください。 いちご園は公園ではなく、商品が陳列してあるお店だという認識をお持ちください。 (当園にお越しになられる、99パーセント以上のかたは守ってくださっていることですが、残り1パーセントに満たないかたのお子さんが、とんでもない被害を出すような小・中学生・へたをすると高校生も、なかにはいます。この子は大きいからとか、何度もイチゴ狩りしているから大丈夫ではなく、すべてのお子さんに保護者のかたがついてまわってください)←2015年4月5日(日)にもたいへんな被害を被りました。 上の3点は、いちご園に入園される際には必ず守っていただくことですので、守っていただけないかたは、残念ながら当園では入園をおことわりさせていただきます。 これらを守ってくださるとお約束していただけるかたのみ、お越しください。 以上は必ずお読みになり、守っていただくよう、お願いします。 みなさんがこれらを守ってくださることで、みなさんが気持ちよくイチゴ狩りしていただけるいちご園になっています。 ーーーーーーーーーーー これより下は、なぜこのようなお願いをしているか、疑問に思われるかたがおられるかもしれませんので、詳細をのせています。 ほとんどのかたはご納得いただけるのではないかと思いますので、お読みいただけたら。 ーーーーーーーーーーー 上のお願いやマナー、簡単に言うと、 『ハウス内にはできるだけ手ぶらで入り、真っ赤なイチゴを選んできれいに食べる、そしてお子さんといっしょにまわってイチゴ狩りを楽しんでください』 これだけです。 ごくごくふつうの、『??なんでわざわざそんなことを書くのか??』と思われるかもしれません。 とりあえずそれだけ守ってくださるなら、下の説明文まで読んでいただく必要はないとは思いますが、ではなぜこんなお願いを書いているのか?の意味を知ったうえで入園していただけたら、逆にもっと気楽に“イチゴ狩り”を楽しんでいただけるかと。 読んでいただいたかたは、間違いなくイチゴ狩りの基本的なマナーやルールをマスターしていただけると思いますし、もしほかのいちご園さんに行かれた際も、『あのお客さんはよかったねぇ』と言われるような、とてもよいイチゴ狩りのプロになっていただけるかと。 ![]() これまでに実際にあった事例をもとに書いておりますので、保護者のかたはとくに、ぜひご一読いただけたら。 ※団体で来園される場合は、代表者のかたが必ずみなさんに周知し、みなさんに守っていただくよう、よろしくお願いします。 |
まず最初に、いちご園というのは公園ではなく、
みなさんに気持ちよくイチゴ狩りを楽しんでいただくためのもの、ということをご理解ください。
そのためのルールやマナーですので、これらは守っていただくよう、お願いします。
これらをみなさんに守っていただくことで、小さなお子さん・妊娠しているかた・高齢者のかたにも安心して、気持ちよくイチゴ狩りをしていただけるイチゴ園を目指しています。
●お子さんには、必ず保護者のかたが後ろをついてまわってください。
当園ではそれを基本ルールにしております。
これを守っていただけないかたのお子さんは、“必ず”イチゴに被害を及ぼしています。
(お子さんと一緒に回ってくださいというルールを守れない保護者のかたのお子さんが、イチゴ(食べ物)を大切にするというルールを守れるか?ということです)
99パーセント以上の、ほとんどのかたが守ってくださっているなか、それでも被害がなくならないのは、そのわずか1パーセントにも満たない『うちの子は大丈夫』というかたのお子さんによるものです。
『守っていただけないかたのお子さんは必ず被害を及ぼしている』という意味をご理解いただけるのではないかと。
※『ハウスの中だから大丈夫』『ハウスの外に出しているから大丈夫』『うちの子は大きいから大丈夫』と、お子さんから目を離してしまうと、たいへんなことになることが多いので、必ずにお守りください
これまでに実際にあったことです |
■2~6歳くらいのお子さんが ●ハウス内のイチゴを握りつぶして回ってしまう ●駐車場や工事現場に入り込んで遊んでしまう ●2歳くらいのお子さんがミツバチの巣箱の目の前に座り込んで“ハチの出入り口”をじっと見ている(受粉して回っているミツバチは、手で握ったりしないかぎりは刺すことはありませんが、巣箱付近では、巣を守ろうとするミツバチが攻撃してくることがあります) ●お子さんだけがハウスから出てしまい、行方不明に。(数百m離れた畑のほうで歩いているのを発見) |
■小学生くらいのお子さんがハウス内外で鬼ごっこやかくれんぼをして ●イチゴを傷つけたりボトボト落としたりする ●お年寄りや妊娠しているかた、小さいお子さんにぶつかりそうになる ●バックしている車の後ろを横切り、あやうく事故になりかけた ●ミツバチの巣箱にイチゴをぶつけて遊んでいた ●よその畑に入り込んで走り回る そのほかにも、ハウスのドアを破壊する、換気装置を壊す、洗面台によじのぼって排水管を折る、トイレのドアに泥を投げつけ、ぐちゃぐちゃに汚す、トイレのカギを閉め、裏の窓によじ登って外に出てしまい、長時間トイレが使えない状態になっていた、トイレのドアにぶら下がり、ドアが閉まらなくなったなど、設備を破壊してしまうことすらあります。 ※それ以上の年頃のお子さんが、とんでもないことをすることすらありました。 ●ハウスの外で遊んでいたはずが、いつのまにかハウス内に入り、 ■イチゴをわざとつぶしてまわる ■ヘタ入れの紙コップなしでイチゴをかじってまわり、そこらじゅうに食べかすを落として回る |
などなど、イタズラでは済まされないことや、一歩間違えれば命にかかわるようなことすら、実際にありました。
被害額が数十万円にのぼるほどのことをした、小学生2人組や、来るたびにひどい被害をもたらす中高生2人組(!)というのもいました。
これらはみな、『保護者のかたが目を離している間に起きたこと』です。
※目を離されると、必ず起こってしまっていることだと認識していただければ。
逆に言えば『保護者のかたが見ていてくだされば大丈夫』ということばかりです。
子供はいろんなことに興味津々、新しい遊びを考える天才です。
しかし、“子供がどんな遊び方をしても事故が起こらない・壊れない”ように作ってある、もともと走り回ったりするための公園と、イチゴ狩りしていただくためのいちご園の設備は、もともとのつくりがちがいます。
なにより公園と違う点は、『商品(イチゴ)が陳列してあるお店であり、翌日以降のお客様に食べていただく商品(熟れかけのイチゴ)が置いてある商品倉庫であり、それらの商品を作り出す工場(イチゴ株や栽培設備)である』ということをご認識ください。
ガラスなどの雑貨や食器のお店を思い浮かべてみてください。
そのお店や商品倉庫、加工場で、子供たちが自由に遊んだり、走り回ったりすればどうなるか?
大切に育て上げたイチゴをお客様に食べていただいたり、お買い上げいただいて生活しているいちご園にとって、どれだけ恐ろしいことか、おわかりいただけるかと。
ハウス内は、普通にいちご狩りをしていただくぶんには危険性はありませんが、走り回ったりして勢いよく転んだりすると、金具の角などでけがをする場合があります。
ときどき『よーい・ドン!』と保護者の方がかけっこをさせる声がハウスのなかから聞こえてくることもありますが、そういったことはぜったいにしないよう、お願いします。
たいせつなお子さんがケガをしたりしないよう、また他のお客さんの迷惑にならないよう、『やってはいけないこと・危ないこと』をお子さん自身がしっかりと認識できるようになるまでは、お子さんには必ず保護者の方がついていていただきますよう、よろしくお願いします。
握りつぶしたあと、傷んでしまったイチゴです。 | これらなどは“わざと”やったイタズラです。 |
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ハウス内にぶら下がっているいちごは、ひと粒ひと粒が大切な商品です。
傷んでしまっているものは、バッグによる傷とともに、この握りつぶしてしまったものが圧倒的に多いです。
商品を傷つければ、あたりまえのことですが、弁償していただかなければならないことになります。
イチゴを食べることに夢中になる、お友達との会話やスマホに夢中でついつい目を離してしまうこともあろうかとは思いますが、他のお客さんのため、またご自身のお子さんのためにも、しっかりとついてまわっていただき、いっときも目を離さないよう、よろしくお願いします。
(ときどき保護者のかたたちが座ってお話しされていたベンチのまわりのイチゴがたくさんつぶれていることもあります)
“見えるところにいる”ではなく、しっかりと見ていただくよう、よろしくお願いします。
また、小さいお子さん数人のめんどうを、小学生くらいのお子さんにまかせっきりにされるかたもおられますが、どう考えても無理な話ですので、必ず“保護者のかた”が責任をもって付き添ってください。
(その小学生のお子さんが、小さい子供以上にひどいことをしてしまうケースも多々あります)
ハウスなどの設備を破壊してしまったり、イチゴをたくさんつぶして回る、イチゴを投げ合うなど、あまりにも限度を超えるような被害については、さすがに弁償していただかなければならない場合にもなりかねません。
お子さんのされることは、保護者のかたの責任です。
保護者のかたはお子さんにしっかりとルールを教えていただく、また、まったくいうことを聞かないようなお子さんは、残念ですが『きちんとルールを守れるようになるまで』は入園しないようにしてください。
注:ほとんどのかたにはまったくあてはまらないことですので、ご心配なく。
※これまで見ていても、イチゴを食べておなか一杯、でもみんなまだイチゴを食べていたり、保護者のかたはベンチに座ってお話をしていて、暇を持て余したお子さんたちがハウス内外で走り回ってしまったり、イチゴを故意に傷つけて回ったり、一口かじっては捨てたり…そこから遊びがだんだんエスカレートして設備を壊したりすることが多いです。
受付の周りで遊んだり騒いだりされるのも、ほかのお客さんの迷惑になりますし、ご連絡いただいた電話が聞こえないなどもありますので、おやめください。
時間制限をしていない(2017年シーズンからは1時間の時間制限をもうけさせていただくことになりました)とはいえ、子供に長い時間もおとなしくしていなさいというのは無理な話です。
元気があるのはいいことなのですが、静かにゆったりとすごしたいお客さんには、迷惑な場合もあります。
私たちですらあやうくぶつかりそうになるくらいで、もしそれが妊婦さんやお年寄り、また小さいお子さんにでもぶつかれば、大変なことになります。
当園が時間制限をしてこなかったのは、
『時間を気にせずにゆったりした気分で“イチゴ狩り”を楽しんでいただきたい』
という思いからです。
保護者のかたはハウス内で何時間もお話に夢中、ひまを持て余したお子さんたちがハウス外に出て走り回り、危ないことをしたり大騒ぎしてしまったのでは、その『ゆったりイチゴ狩りを楽しみたいお客さん』にたいへん迷惑になります。
※あまりにひどい状態が続く場合は、時間制限をせざるをえなくなってしまいます。←2017年シーズンから、土日祝日は1時間の時間制限をもうけさせていただくことになりました。
当園としても、そういうことには絶対にしたくありませんでしたが、何度お願いしてもお子さんを見てくださらないかたたちがいて、ハウス内で走り回っていても注意すらしないなどで、やはり被害が後を絶たないことから、やむをえず時間制限をもうけさせていただくことになりました。駐車スペースやハウス内の混雑をさけるため、というのもありますが、じっさいはこういったことを防ぐため、というのが大きいです。
いちご園は公園ではなく、『イチゴ狩りをしていただくためのもの』ということを認識していただき、ハウスの中はもちろん、ハウスの周りでも走り回ったり大騒ぎしたりしないようにお願いします。
お子様連れのかたにもゆっくりイチゴ狩りしていただきたいのはやまやまですが、そういう感じでお子さんが暇を持て余す、ハウス内外で走り回りだす、鬼ごっこやかくれんぼを始めるようでしたら、早めに切り上げていただき、公園などで遊ばせてあげるのが、お子さんたちのためにも、またほかのお客さんのためにもなりますので、よろしくお願いします。
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●ハウス内に大きなバッグ類は持ち込まないようにしてください。
※ベンチを物置にしないでください。
ベンチが荷物でいっぱいになると、ちょっと一休みしたいお客様が座ることができません。
また、かといってバッグを肩にかけて通路を歩くと、ぶら下がっているイチゴをこすってしまい、せっかくのイチゴが傷んだり、落ちてしまうことがあります。
※ハウス内のイチゴが傷む一番の原因は、小さいお子さんが握りつぶしてしまうものと並んで、その肩からぶら下げたバッグ類によるものです。
完熟イチゴは果皮が軟らかく、とても傷つきやすい、デリケートなものです。
バッグを肩からぶら下げた状態で歩き回ると、目に見えない傷をいちごにつけて回ってしまいます。
その傷からカビなどの菌が入り込んで繁殖し、そのとなりのイチゴにもカビをうつす、さらにそのとなりへ…の悪いサイクルになってしまいます。
ハウス内には数千~数万個のイチゴがぶら下がっていますが、それをすべてこすって回ってしまうとどうなるか…
貴重品が入っているからなどの理由で持ち込むことは、絶対におやめいただき、みんなが食べるイチゴを大切にしてください。
(第2ハウス(第1ハウスの小ハウスではありません)の場合は、通路の幅を広めにしてあり、また駐車スペースとハウスが離れていることから【貴重品類を車に置いておく】ことはおススメできないため、第2ハウスについては持ち込みOKです。それでもベンチの数には限りがありますし、あまり大きいバッグではイチゴを傷めてしまいますので、必要以上の荷物は持ち込まないようにしてください。また、第2ハウスには、ハウス内に荷物置き場を作っていますので、貴重品以外はそこにおいていただくよう、お願いします)
弱ったミツバチがベンチに置いていた衣類や荷物にくっついていて、気づかずに握ってしまって刺される危険性も。
(ミツバチは、スズメバチやアシナガバチとちがい、よほどのことがない限り攻撃はしてきませんが、巣箱の近くで騒いだり、にぎってしまったりすると、巣箱や自分の身を守るために刺されることもあります)
どれくらいのバッグなら大丈夫か?と言われると、なかなかその基準を申し上げるのは難しいところです。
ハウス内には、できるだけ手ぶらか、それに近いかたち(貴重品やハンカチなどを入れる程度のウエストポーチなど)で入っていただくよう、お願いします。
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万引きは犯罪です!!
※イチゴを盗む人については、さすがに許すことはできません。
ごくごく1部ですが、準備してきたビニール袋やタッパーウェアなどにイチゴを詰め込んでバッグに隠し、そのまま帰るというかたを数件、残念ながら見かけてしまいました。
(チャンスがあるかもと、そういう準備をしてこられる時点で、すでに悪質であり、計画的犯行であるということ、それはまぎれもなく万引きという犯罪である・見つかれば当然捕まる(そういう人は絶対に許せませんので、見つけたら即通報いたします)ということを認識していただき、ぜったいにおやめください)
そういうことがなければ、お土産用のパックをわざわざ受付に取りに来ていただかなくても、ハウス内に置いておけるのですが…
とくに、ヘタ入れの紙コップにイチゴを入れ、『これくらいなら』と持って帰るひとは、『自分が万引きしている、悪いことをしている』という自覚すらないことが多く、隠しもしない人までいます。
量が多い・少ないではなく、代金を払わずにイチゴを持って帰ることは、『万引きという犯罪』です!!
駄菓子屋で10円のお菓子を盗んで、『10円くらいいいだろう』と、許してはもらえませんよね?
1円盗むのも、10,000円盗むのも、同じ“犯罪”です。
これからも『お客様を監視する』などはしたくありません。
お客様にはゆったりと過ごしていただくために、あえて最低限必要な時(イチゴの量の確認など)以外は、できるだけハウス内に入らないようにしています。
じつは監視カメラの設置というのは、材料を買って1日もあれば、自分で取り付けることもできちゃうこと。
とくに2012年1月・4月の被害のような、いちご園として存続できないほどの被害を受けたときは、ほんとうに揺れ動きました。
でも、監視員や監視カメラに見られながらのイチゴ狩りなんて、なんだか落ち着かないし、いやなものですよね?
私たちもそんなことは絶対にしたくありません。
本来は平日など、お客さんが少ない時などは、ベンチに荷物を置いておかれても、座る場所はたくさんあるのでかまわないし、わざわざタオルなどをとりに車まで戻ってもらうのも気の毒で、『いいですよ、持ち込まれても』と言ってあげたいのですが…
ですが、『バッグの中にイチゴを盗むための用意をしてくる人』がいること、悲しいですが事実であり、現実です。
わたしたちも、こんなことまで書きたくはないのですが、書かざるをえないようなことが実際に起きてしまっています。
『そういった人にバッグを持ち込ませない』ためにも、みなさんも最低限必要な荷物以外の持込みはしないよう、ご協力をお願いします。
途中で駐車場に荷物を取りに戻るのは、ぜんぜんかまいませんよ。
今後もお客様との絶対的な信頼関係を持ち続けていきたいので、よろしくお願いします。
食べ方からなにから口を出す、やかましいいちご園だな、と思われる方も、もしかしたらおられるかもしれませんが、すべては『みなさんに美味しい完熟イチゴをゆっくりと楽しんでいただく』ためのお願いです。
本当は、上のようなことを書くのは、どうかと悩んだのも事実です。
ほとんどのかたは、なぜこんなことを書く必要があるのか?と思われることもあろうかと。
でも『これまで起きた実際の被害』であり、いちご園そのものの存続にもかかわりかねないことなんです。
入園時にすべてのお客さんに説明するとなると、途方もない時間がかかってしまい、ほかのお客さんをお待たせしてしまうことや、当園に何度も来ていただいていて、入園料をいただいたらそのまま入園していただくような常連のかた、ほかのいちご園で何度もイチゴ狩りしているというかたでも『これはちょっと…』ということもあります。
これらを書かざるをえない、貼り出さなければならない状況になる、それが私たちもどれだけつらいことか…
しかし、これまでに来園していただいたことがあるかた、ホームページをいつも見てくれているかたなどはとくに、読んでいただければ『それって当たり前のことじゃない?』と言っていただけるかたがほとんどだと思います。
また、バッグでこすってしまう、小さいお子さんがにぎってしまうなど、これまでは気づかなかったけど、『ああ、なるほど、これからは気を付けないとね』と思っていただけたなら、ありがたいです。
私たちにとって、来園していただくすべてのかたが特別な、たいせつな人です。
みなさんにおいしい完熟イチゴを食べていただくため、精いっぱいの努力をしております。
ですが、それでも『入園されたお客さんのされること』によって左右されてしまう部分はかなり大きく、たった1人2人の心無い行為によって、それ以降、何日も開園ができなくなってしまう場合すらあります。(ありました。詳しくは“2012年1月・4月の被害”に書いてます。その時の被害は、じつに半月以上にもわたり、度重なる臨時休園や人数制限をせざるを得ないところまで長引いてしまうほどでした)
みなさんの、『イチゴへの・ほかのお客さんへの・次に来るお客さんへの思いやり』、それによって成り立っているのがいちご狩りです。
どうか、ご協力のほど、よろしくお願いします。
そしてこれを読んで『そんなルールばかりでめんどくさい、入園料を払うんだから好きにさせろ』と思われるようなかたは、残念ですが当園にはまったくあわないかたであり、ほかのお客さんのためにも、ご来園はしていただきたくないというのが正直なところです。
また、だからといって必要いじょうに神経質にはならないでください。
“誰でも気楽にイチゴ狩りを楽しんでいただけるいちご園”が、わたしたちの目指す理想のいちご園です。
言いかえれば、『ファミリーレストランのような気楽さで、しかもゆったりと完熟イチゴを楽しんでいただける』という感じでしょうか。
むずかしく考えていただくことや、かまえていただくことは、まったく必要ありません。
上に書いていることはすべて『イチゴ狩りだけでなくほかでも気を付けるべき常識的なこと』、『イチゴ狩りだから知っておいていただきたいこと』であって、当たり前のことを当たり前にやっていただければ、それでぜんぜん大丈夫です。
ここまで読んで、
『うちは子供が小さいけど、大丈夫だろうか?』『子供には来てほしくないんだろうか?』と心配され、躊躇されるようなかたもおられるかも。
でも、ここを読んでくださり、そういった心配をされるようなかたほど、
むしろお子さんをしっかり見てくださる、ルールやマナーを守ってくださり、他の人への思いやりをもった行動をしてくださるかたがほとんどで、わたしたちも“わが子”ともいえるイチゴたちを安心してお任せすることができるかたですので、肩の力を抜いて、気軽にお越しください。
●わたしたちは『小さいお子さんには来てほしくない』なんてことは、まったく思っていません。
そもそも、わたしたちにも、大きい子供や小さい子供がいますから。
むしろ、小さいお子さんにも安心して来ていただけるいちご園にしたいと思っていますし、そのための“みなさんへのお願い”です。
じっさい、来園してくださった小さいお子さんに『いっぱいたべたよ、おいしかったよ』なんて微笑んでもらえると、ほんとにいつもほのぼのした気持ちにさせてもらってます。
保育所の遠足で、2歳から6歳までの、100人以上の園児さんが来られることがありますが、保育士のかたから『すみません、ちょっとイチゴを落としてしまったみたいで…』と持ってきてくださるのは、だいた10粒ほどのイチゴです。
大人のかた、私たちでさえ間違って落としてしまうことがありますが、100人で10粒。
10人にひとり、1粒落としてしまった、それくらい、小さいお子さんでもイチゴを大切にしてくれること、本当にうれしいことがあります。
ですから、“お子さんを見張るためにいっしょに回る”のではなく、“お子さんといっしょにイチゴ狩りを楽しもう”といった気持ちで来ていただけると、わたしたちも嬉しいです。
逆に『うちの子は大きいから・ハウスの中だから・なんどもイチゴ狩りしているから大丈夫』と、お子さんを見てくださらないかたのほうが、じつはかえって心配なんです。
その時点で、保護者のかたがルールを守っていただけていない、そのお子さんがはたしてイチゴを大切にするというルールを守れるのか?ということです。
保育所の園児さん100人で10粒ほど落ちてしまったという話をしましたが、保護者のかたが1人のお子さんを連れてお越しになり、そのお子さんをほったらかしにされたとき、完熟イチゴや、まだ白いイチゴが数10粒落ちていることが多いのです。
お金を払っているのだから好きにさせろ、こんなにいっぱいイチゴがあるし、食べ放題なんだから少々落としてもということかもしれませんが、それで数千円~数万円の被害になります。
『当園でのイチゴ狩り』がはじめてのかたには、ハウス内にご案内して、ひととおりのご説明をしています。
でも、車から降りてきたお子さんが、受付をする前に勝手にハウス内に入って、真っ白なイチゴをブチブチもぎ取る、あっちもこっちも手あたりしだいさわってしまうといったことをしてしまうことがあります。
(大人のかたですら、同じことをするかたもいます)
また、イチゴの取り方や完熟イチゴが多い場所などの説明をしている間じゅう、よそを向いていたり、ほかのことをしゃべっていて、全く聞いてくれていない、結局は入り口からいきなり白いイチゴを食べ始めてしまい、『奥に行ったら赤いのがいっぱいあった!!なぜ教えてくれなかったのか!!』とのお叱りを受けることすらありました。
そういったかたが、お子さんをほったらかしにしてしまう、先だけかじるケースが、これまで数年間、たくさんのお客さんを見ていても間違いなく多い、だから心配になってしまう、そして帰られた後は『やっぱりこうなってしまったか』、なんですよね…
受付をしている間じゅう、子供が受付前のウッドデッキの手すりやテーブルの上に登ってしまう、それをやめさせずに放置する保護者のかた、というのも、途中から子供たちが暴れだす、保護者のかたはお話に夢中、走り回ったりイチゴをつぶしたり、設備を壊したりといったことにつながるパターンだということも、これまでの経験上、ほぼ間違いありません。
(みなさんも、それをしているかたたちの行動を観察してみてください。本当だ!!なるほどねぇ~と感心すると思います)
病院の待合室で騒ぐ子供、スーパーなどでカートを押しながら走り回るような子供、そういったことを『非常識』だと感じる、また自分の子供にはそんなことを絶対にさせないというような、『ふつうの・当たり前のルールやマナー』を知っている・守れる、そんな保護者のかたなら絶対に大丈夫ですし、ほとんどのかたがそうです。
そして、『バッグでイチゴをこすって傷める』とか、『お子さんがイチゴをつぶして回ってしまう』といったことは、いちご園だからこそ気を付けていただきたいことですので、ふつうは知らなくて当然のことです。
ですから、ここを読んで、ご理解いただければ、ハウス内でのすごしかたをマスターしたと思っていただいてまちがいないです。
こういったお願いをみなさんにすることで、小さいお子さんや年配のかた、妊娠中のかたにも安心してすごしていただける、そして美味しいイチゴを気持ちよく食べていただける、これがわたしたちの目指すいちご園です。
●いくら気を付けていても、大人のかたでも、どうしても失敗してしまうことはあります。
お子さんなどは、まだわからないことが多く、これからどんどん、いろんなことを学んでいくものですから。
そういうときは、つぎに同じことをしてしまわないようにしていただければ良いことですので。
まずさいしょに、説明しているときによそ見をしたりして聞いていないようなら、『説明をちゃんと聞かないとだめ』のひとことをお願いします。
わたしたちも、“保護者のかたに向けて”だけではなく、お子さんにもご説明するようにしています。
『イチゴを大切にしないといけないよ、自分が食べる真っ赤なイチゴしかさわっちゃだめよ、走り回ったりしたらだめよ』、このひとことをかけてあげれば、子供は理解してくれます。
そのうえで、保護者のかたは必ずついて回っていただき、そのつど教えてあげてください。
それでも、もし失敗してしまっても、“子供を怒りとばす”のではなく“お子さんのためにきちんと叱ってあげる”ようにしてください。
また、『おじちゃんに怒られるから静かにしなさい』とか『きれいに食べないともう来させてもらえないよ!!』といった叱り方はしないでください。
そのことが、『見つかったら怒られる、見つからなければ大丈夫』と人の目を盗んで悪さをする、そしてそれが見つかったときには取り返しのつかない、たいへんなことになる原因になります。
(たびたび出てきますが、それが2012年1月・4月の被害のようなことになってしまう原因ではないかと…)
なぜ走り回ってはいけないか、なぜきれいに食べないといけないか、そういったことを教えてあげてください。
そうすれば、イチゴ狩りはもちろん、どこに行っても『これはやってはいけないこと』、『こういうふうにしないといけない』といった、基本的なルールを子供さん自身が考えられるようになります。
当園にもたくさんのお子さんが来られますが、すでに“イチゴ狩りマスター”になっているようなお子さんもたくさんおられます。
『当園を食育の場に』などと、たいそうなことは言いませんが、保護者のかたがいっしょにまわって、食べ物の大切さや、他の人への思いやりといったことを教えてあげることは、まちがいなくそういう効果があります。
イチゴ狩りって、年に1~2回、ほんの数十分~数時間のことだではありますが、そこで学んだことは大人になっても思い出として、お子さんは覚えているものだと思います。
その“イチゴ狩りマスターになったお子さん”が大きくなって、また友達や恋人、結婚して自分の新しい家族を連れてイチゴ狩りに来てくださるようになったならと思うと、ほんと夢のような話です。
じっさい、このページや“イチゴの正しい食べ方”のページを作り、またハウス内外にもお願いの看板を貼ってからはとくに、こすってしまって傷んだイチゴ・お子さんがにぎってしまったであろう潰れたイチゴ・通路にボトボト落ちていたイチゴがかなり減ったいっぽうで、これまではまったく残っていなかった熟れかけの大玉イチゴが、日曜・祝日の夕方でもたくさんぶら下がっている状況になってます。
おかげさまで、『日曜夕方に小さいけどおいしい完熟イチゴがたくさん残ってしまって傷んで捨てる・逆に熟れかけの大玉がなくなって次の週はいちご狩りできない』といった、わるい流れがほとんどなくなり、より多くのかたにイチゴ狩りを楽しんでいただけるようになりました。
ホームページをご覧になり、内容を理解して来ていただき、またほかのお客さんのことを気遣ってくださるお客さんがいかに多いかがわかります。
当園のお客さんは日本一ではないかと!!
イチゴ株の世話などは私たちがしていることですが、ハウス内のイチゴについては完全にお客さんにゆだねるしかないイチゴ園にとって、入園されるお客さんのマナーというのは、とてつもなく重要な意味があります。
その日に入園してイチゴ狩りを楽しんでいただける人数はもちろん、翌日・もっといえば翌週の開園ができるかできないか、そこまで左右されるといっても過言ではありません。
来園されたときに『うわっ!!すごいきれいで真っ赤なイチゴがたくさん!!』とか、『こんなに完熟の大玉イチゴがあるなんて!!』と感じられるかたも多いかと。
それは、わたしたちもそういう努力をしていますが、それまでに入園していたお客さんが『ほかの人、つぎの人のため』にイチゴたちを大切にしてくださった結果です。
“あなたが今日食べられた真っ赤な大玉完熟イチゴは、『小さくても今日食べておいしい完熟イチゴを選んで食べて、大きくても根元が白いイチゴは明日のお客さんに残してあげよう』と、昨日のお客さんがあえて手をつけずに残してくださった『おくりもの』です。あなたからもつぎのお客さんへのプレゼントを!!”という言葉、わたしたちがいちばん気に入っている言葉です。
そんなみなさんの『見ず知らずの人への思いやり』、それがいまの『川本いちご園』をささえてくださっています。
当園は田舎の個人経営の、小さな小さなイチゴ園ですが、ホームページをよく読み、理解してくださったうえで、それを実践してくださる『思いやりと良識のあるかた』の多さ、お客さんのマナーでは日本一のいちご園ではないかと思います。
みなさんが食べられたヘタ入れのゴミ箱や、ハウスの中のイチゴの状態を見れば、どれだけみなさんが大切にしてくださっているかがわかります。
心地よくいちご狩りできるいちご園というのは、じつはそいういったお客様たちのおかげで成り立っており、わたしたちはそのための準備をしている『うらかた』です。
当園でイチゴ狩りをして、『今日のお客さんはみんなよかったねぇ』というようなかたは、どこに行っても大丈夫な『真のイチゴハンター』ですので、胸を張っていただいても大丈夫です!!
とくに、ここを読んでいただいて、イチゴ狩りというものをご理解していただけたかたは、イチゴ狩りの基本的なルールやマナーをマスターされたと思っていただいていいですよ!!
じつのところ、ハウス内外のお願いの看板や、ホームページに書いているお願いをじっくり読んでくださるようなかたは、逆に読まなくてもちゃんとしてくださる場合が多く、そういったかたにはぜんぜん必要のないことです。
まったく読んでいただけないような人にこそ読んでもらいたいという、大きな矛盾があるんですよね…
たとえばゴミ箱に『残さずきれいに食べてください』と張り紙をしていますが、きれいに食べてくれない人ほどすぐにヘタ入れの紙コップがいっぱいになり、さいさいゴミ箱のところに来るわけで、ほかの『きれいに食べてくださっているかた』の何倍もその張り紙を見ているはずなんですが…
ただ、そんな人はごくごくわずか、たいていの人は張り紙を見て、食べ方を見直してくださります。
さいしょは間違っても、気づいてなおしてくださる、それでじゅうぶんだと思っています。
そして、それでもなおしてくれない人は、ほとんどいません。
これまでに入園していただいたお客さんも、それまでとくらべていいイチゴ・おいしいイチゴがたくさんある、またハウスの中もすごしやすくなったと感じていただければ、それがいちばん嬉しいことです。
そしてハウスの中から楽しそうな笑い声が絶えない、いつ来ても心地よくすごせる、お帰りの際も、満足して笑顔でお帰りいただける、そうなったらほんとうに最高です!!(というか、すでにほぼそうなっていること、本当に感謝しています)
そういうことにより、どんどん良いいちご園、小さいお子さんや妊娠されているかた、高齢者のかたでも安心してお越しいただけるいちご園になっていけばいいなと思います。
観光いちご園を始めてから数年間で、たくさんのお客さんから励ましのお言葉などをいただいたなかで、いちばん心に残っている言葉が
『夢のような時間をすごさせていただきました。すてきなひとときをあたえてくれて、ほんとうにありがとうございます』
という、わたしたちとしてもこれ以上ないくらいうれしい言葉でした。
また、『きれいなイチゴがたくさんで、まるで宝石のようだった』とおっしゃってくださったかたも。
これはまぎれもなく、それまでに来園されたかたがイチゴを大切にしてくださったことの証です。
みなさんに、ほんとうのイチゴの味・完熟したイチゴを食べていただきたい!!と始めたイチゴ狩りです。
声をかけていただかなくても、フッサフサなイチゴのヘタがゴミ箱にいっぱい入っていること、これがなによりうれしいことです。
そういったお言葉をいただくため、ではなく、お越しいただいたすべてのかたに『夢のような・すてきな時間』をすごしていただくために、これからもがんばっていきたいと思います。
そのためにも、みなさんのご協力、よろしくお願いします!!!
【無責任な予約・キャンセルについて】
(いつも行っている)予約制でないいちご園に行く、そこに入園できなかったときの『保険』として当園で予約を取り、当日朝10時になってそちらに入園できることがわかると、当園にキャンセルの連絡をしてくる
というような事例が年に何回かあります。
なかには、キャンセル連絡もしてこず、こちらからの連絡は無視するような人も見受けられます。
朝10時の開園と同時に30名様限定での開園と表示したうえでご予約を受付しているにもかかわらず、10時をすぎてから5人から多い時は10人のキャンセル…
もう、それからつぎのお客様の予約を受付するわけにもいかなくなるため、その10人分は完全に損失となってしまっていました。
こういった悪質な行為を防ぐために、当日朝9時をすぎてのキャンセルについてはキャンセル料をいただくことにしました。(電話・メールでの予約の場合)
当園ホームページからのWEB予約の場合は当日朝8時までにキャンセル手続きをお願いし、それ以降のキャンセルは不可とさせていただきました。
上記のようなことだけでなく、お子さんが熱を出してしまった、急に体調が悪くなったり、用事ができてしまったなど、止むを得ない理由でキャンセルせざるを得ないことがあるかもしれません。
ほんとうは『大丈夫ですよ、次にまたお越しいただければ』と言いたいところではありますが、肥料や資材、燃料などが値上がりしているなか、それでも入園料を上げずにぎりぎりでがんばっている状況ですので、申し訳ありませんがキャンセル料をお支払いいただくよう、お願いします。
【練乳のお持込について】
当園では、練乳やお砂糖、チョコのチューブなど、お持込OKにしております。
『練乳を持っていくのって、いちご園に対して失礼なのでは?』『練乳はたくさんは置いてないということだから、ほしいというのは迷惑かな?』と、気を使ってくださるようなかたもおられますが、ぜんぜんそんなことはないですよ。
わたしたちも練乳大好き、いちごに練乳って、最強の組み合わせだと思ってます。
ただ、こちらで大量に仕入れるというのはなかなか困難なことで、イチゴには練乳!!というかたは、買い物に行ったついでに買っておこうか?という感じで、あらかじめ準備してお持ちくださるとひじょうに助かります。
わざわざ練乳を買いに行く、ということまではされなくても大丈夫ですよ。
でも、急にイチゴ狩りしたくなった、もっと食べたいけど練乳がなくなったというようなときは、まったく気にせずにお申し付けください。そのために、こちらでもある程度の本数は準備しておりますので。
できるだけお持込みしていただけるようにご協力いただくだけで大丈夫ですよ。
【到着予定時間について】
これは、だいたいの目安としておうかがいするようにしています。
午後1時頃のご来園でうかがっていて、もしも思ったより30分~1時間も早く着きすぎても、ほとんどの場合は入園していただいてもぜんぜんかまいません。
※逆に、遅れる場合は必ず連絡をお願いします。
ただ、朝はやはり10:00開園が基本です。
ときどき、9:30頃に電話してきて『いつまで待たせるのか!9時から待っているんだぞ!』なんて人もおられますが、家でゴロゴロしているわけではありませんし、10:00開園と明記しているお店にそれは…ということも。
その時間までは、他の作業をしたうえで、10:00の開園に間に合うように時間配分しています。
遠方からお越しになった、また10:00開園と同時に入園したい!ということで早めにお越しになって、駐車場で休憩がてらお待ちになるのはぜんぜんかまいませんよ。
準備さえできれば入園していただける“場合”もありますので、こちらから『もう入っていただけますよ』とお声をかけたなら、遠慮なさらずに入園してください。(基本はやはり10:00開園、わたしたちがいちご園にいても、ハウス内の準備作業をしているときはお待ちください。)
ここまで読んでくださるようなかたにとっては、ハウス内外にたくさん貼っている張り紙は、まったく必要のないものだと思います。
けれど、イチゴ狩りは初めてというかたや、間違った認識をしてしまっているかたも多く、そのかたたちにもあらためてイチゴ狩りのルールやマナーを知っていただくためには、どうしてもいたるところに貼りださざるをえません。
何度もお越しいただいているかたのお子さんの中に、毎回いたずらをするようなお子さんがいることも事実です。
いつも、お子さんをきちんと見てくださるかたや、ルールやマナーを守ってくださるかたにも、受付の際にルール説明をする場合もありますが、みなさんにお願いしていることですので、けっしてお気を悪くしないよう、よろしくお願いします。