いちごどろぼうとの熱い闘い
もともとはハクビシンやモグラなどの“害獣”だけのページでしたが、どうもそれだけでなく、“ヒト”による被害というのもありまして、それも追加ということで。

 代金を払わずにイチゴを持ち帰るのは『万引きという犯罪』です。
4〜5人組で来た人が、それぞれが大きいバッグを持込み、なおかつその中にはタッパーウェア入り
『バッグを持ち込まないでください』とのお願いにも耳をかさず、やっぱり大量に盗んでいたということがありました。

ほかにも、平日に入園してすぐにハウスの中から“ガサガサっ!バサバサっ!”という、スーパーで買い物して袋に商品を入れるのと同じビニール袋の音が。
見ればハウスの中のイチゴを一生懸命、一心不乱に、かたっぱしからもいでビニール袋へ…
『ほかの客がいない!!今がチャンス!!!!』ってな感じで。(これ、下の方のイチゴはつぶれて、すでにイチゴジュースになっていると思うのですが…美味しく食べていただくためにいっしょうけんめい作ったイチゴ、それをそんな扱いをされるのがどれだけ悲しいことか…)

これが盗むことを目当てで来る人の典型的なパターン
です。

それをねらって来る人、しかもバッグは持ち込まないでと言っても渋ったり持ち込んだりするような人というのは、あからさまに“なにかする”とわかるもので、なんとなく目を離せない・マークせざるをえないものです。基本的に、家族連れ・カップルでそれをする人はごくごくまれ…です。

だいたい、イチゴ狩りをするのに、なぜそんな大きなバッグをかついで歩き回る必要があるのでしょうか??
バッグの中に盗む用のタッパーなどの準備をしてくれば、『出来心』などではなく『計画的犯行』であり、じゅうぶん悪質な行為です。

それも数人で“見張り役”までたてて代わる代わる盗んでいけば、それは『窃盗団』、です。
悪質極まりなく、情状酌量の余地なんてまったくありませんよね?
どんな言い訳をしても、とても許せるものではありません。

当園でも、数年前まではかなりあったのですが、犯罪抑止のため、『大きなバッグは持ち込まないで・もしもイチゴを盗んだら即通報』という張り紙をトイレや入口にはったところ、ひどい被害というのはなくなりました。
(それでも大きなバッグを持ち込む人はおり、盗んでしまえば、絶対に許せないことなので、間違いなく通報ということになってしまいますが…)

なかには『貴重品が入っているのに、どうすればいいのか!!』と言ってくる人もいます。
でも、貴重品が入っているバッグですから、お客さんが少ない時でもベンチに置きっぱなしにはできません。
そのような大きいバッグを持ち歩きながらイチゴ狩りされると、イチゴをこすって傷めてしまう、というお願いをしているのですが、それでも理解していただけないことには、そのあとのイチゴ狩り、あとから来られるかたに大きな影響をあたえてしまう、それでもなお持ち込みをというような人の入園はさせたくありません。
そういうひとの中に『準備万端!!なんとしても盗って帰らないと損』、またほかのページでも書いている『先だけかじる人』という人が多いんです。

スーパーでパック入りのイチゴを盗むのは悪いこととわかっている人でも、いちご園でイチゴを盗むことについて、見つかってもお金さえ払えば許してもらえると、まったく“罪の意識がない”人がいる、というのが悲しいことです。
当園でも紙コップにイチゴを入れて、代金を払わずに帰るかたがいまだにいますが、量が多い・少ないにかかわらず、それは『万引き』だということを認識していただきたいところ。(悪いことをしているという自覚すら、まったくないんですよね、そういう人って。)
駄菓子屋で10円のチョコを盗むのも犯罪ですよね?紙コップ一杯ぶんのイチゴ、100円ぶん以上はあります。
お店で缶ジュース1本盗む、『それくらいなら勘弁する』となりますか?
苦労して育てたイチゴ、それを食べていただく・お買い上げいただく、その100円の積み重ねで経営・生活をしているということを理解してほしいものです。
見張りや防犯カメラをつけなくてはいけないような人が本当にいるんですよ、世の中には…
そんなことで捕まってしまえば、間違いなく家庭崩壊・友人関係は完全に壊れ、もしご近所に知られたらどうなるか、そこまでのことを想像したなら、絶対できないと思うんですが…
(当園にいつも来てくださる、特にホームページをいつも見てくださるかた、ルールやマナーを守ってくださるかたは、ま〜ったく心配しておりませんので、ご安心ください)
というか、盗むことは悪いことという、人間としての常識がない人が、なかには実際にいるんですよ。

というわけで、本当にそんなことをする人がいる、いちご園・また観光農園全体の悩みを聞いていただきたく、掲載させていただきました。
また、そういったことを未然に防ぐ、またトラブル防止のため、『バッグ類を持ち込まれるかたについては、中身をあらためさせていただきます』というルール作りと、張り紙をさせていただきました。
これは、本当にごく一部の悪質なかたの犯罪を未然に防ぐ意味でおこなったこと、お互いに気持ちよく過ごすためのことですので、ほとんどのかたはそれを見てお気を悪くされないよう、ご理解とご協力をお願いします。 



こちらが元祖イチゴどろぼうのハクビシンです。
まだ子供。
イタチバサミにかかってました。
一晩に50m分のイチゴを食べてはハウスのなかでウンチをして、一眠りして朝方帰っていく不届き者。
『食べたらおいしいよ!!』なんていわれましたが、とんでもない、この愛くるしい目を見たら、とてもじゃないけどそんなことはできませんね。
ちょっとこらしめて遠くの山に逃がしました。
おかげでイチゴどろぼうの被害はなくなりましたよ、十日ほど…
いったい何匹のハクビシンがいるのやら…

可愛いなんてとんでもありません…
ビニールのすきまを探し回り、そこから浸入するハクビシンですが、いちど味をしめてしまうと、なんとしてでも食べに入ってきます。
この画像も、前日にすきまから浸入していたので補修テープで塞いだところ、ビニールを破って浸入したところです。
ここまでするようになってしまったハクビシンは、かわいそうですが、完全に駆除の対象になってしまいます。
すでに野生動物の域を超えてしまってますので…
実はこれをやったハクビシン、その前日にハウスの中で眠りこけているのを見つけて追い回し、鉄の棒で何度かたたいて捕り逃がしたもの。
それも、上の画像のようなやつでなく、柴犬クラスの大きさの親玉です。
ですが、次の日にすぐにまたやってきました。
人をまったく恐れていません。

杉やヒノキの植林によって、山に食べるものがなくなってしまい、しかたなく人里近くにおりてきて、命がけでハウスに侵入して『生きるために食べる』のがこういった野生動物です。

山からこういった動物がおりてこなくても済むよう、昔のような『木の実などの食べ物が豊富にある山』になったらいいんですけど…

新たな敵出現!

モグラ君
“いちごどろぼう”ではないですが、ハウス入り口や、せっかく作った休憩場所に穴を掘ってベこべこにしてくれてます。
お客さんが足を取られるといけないので、モグラ捕獲器を設置してみました。

上が入り口ドア、真ん中がモグラの通路トンネル、下の銀色の筒が捕獲器です。

はたして捕らえられるか?
捕まえました!モグラ君。

でもわなにかかったわけではなく、いちご園まわりの道端を、昼間にうろうろ歩いていたのを捕獲。

体毛“ベルベット調?”のフカフカで、もなんともかわいい!

うまいこと飼えないかなあ?
えさのミミズをたくさん捕まえないと…

それは無理なので、結局は人里はなれた場所に逃がしました。

モグラって、ほとんどの人が知っているポピュラーな動物。
でも、実際に見たことある人って、ほとんどいないのでは?
かく言う私も、モグラが掘った穴はよく見かけますが、これまでに見たのは2回だけ。
なんとなく『ハムスターサイズ?』と思ってたら、もっと大きいものでした。
ジョージアのレギュラー缶(190g)+αに頭と手足がついてる感じです